海に浮かぶ光の道 ― 黄波戸に宿る物語

先日、海に浮かぶ光の道の写真をアップしたところ、ご宿泊のお客様やご利用くださった皆様から「素晴らしい」「とてもきれい」と、たくさんの温かいお言葉をいただきました。幻想的なこの光景は、静かな海面に朝日が差し込むとき、まるで海の上に一本の黄金の道が浮かび上がるように見えるものです。

貸し切り展望露天風呂「サザエの湯」から見える朝日

実はこの「光の道」、当ホテルが位置する「黄波戸(きわど)」という地名の由来の一説でもあります。古くは、ここ黄波戸が中国大陸へと通じる“戸口”として重要な意味を持っていたとされ、朝日に照らされた海に黄色い光の道が伸びていく様子が、大陸への入口を象徴していたと言われています。それが「黄波戸」という名に込められた物語。

静けさの中に潜む壮大な歴史と、自然が織りなす美しさ。黄波戸で過ごす時間が、旅の記憶をより深く、豊かにしてくれています。